カリウムの効果
最後はカリウムです。これはミネラル類のひとつです。五大栄養素のひとつであるミネラル類は、体の組織をつくる原料として重要です。体の働きを維持、調節する作用があり、そのため、人間にとってまさに必要不可欠な成分となっています。
しかし、ミネラル類は体内でつくれないので、食品やサプリメントなどで摂取しなければなりません。健康の維持増進に向けては、バランス良く摂取することが求められます。
そのミネラル類のひとつとなるカリウムですが、ナトリウムと拮抗した関係にあります。カリウムは、主にリン酸塩、タンパク結合物として細胞の中に存在しており、体液中にも存在しています。
ナトリウムは細胞外液に多く含まれていますが、カリウムは98％が細胞内に存在しているのです。拮抗した関係というのは、ナトリウムが体内に過剰にあると、カリウムが作用して、過剰な分を体外へ排泄促進するからです。従って、多少ナトリウムを多く摂取しても、体内では一定のナトリウム濃度にすることができるのです。
しかし、国民健康・栄養調査ではカリウムの摂取量は年々減少している傾向にあるそう出、そこは意識しなければいけません。
そもそも、現代人はどうしても加工食品などで塩分を摂り過ぎる食生活になる傾向があります。このような状況ではもっとカリウムの摂取を意識しなくてはならないのです。
カリウムは他にも、高血圧を予防する効果、むくみの予防、改善効果、筋肉を正常に保つ効果などがあります。南国フルーツ「スネークフルーツ」は美味しい上にこんな健康効果もあるのです。