ビタミンCの効果
スネークフルーツは栄養豊富なフルーツです。主な栄養素はビタミンC、ビタミンA、βカロテン、カリウムなどです。
ビタミンCは抗酸化ビタミンであり、皮膚や血管の老化を防ぎ免疫力を高める作用があります。ビタミンCの抗酸化力というのは非常に強くて、老化の原因となる活性酸素から細胞や組織を防御してくれます。そのため、悪玉コレステロール（LDL）がサビてできる過酸化脂質の生成を抑制することができます。
そしてビタミンCは補酵素としても作用します。補酵素はコラーゲンを合成する時に必要な酵素の働きを助けます。コラーゲンは体を構成する重要なたんぱく質のひとつです。コラーゲンは体をつくるたんぱく質の3分の1も占めており、細胞と細胞をくっつける接着剤のような役割を果たしています。そのため、細胞同士の結合を強化して、血管、筋肉、皮膚、骨などを健全で丈夫にする働きがあるのです。
このビタミンCは体内では小腸の上部で吸収され、肝臓に移動し、肝臓から血液循環で全身を巡ります。多くの動物はビタミンCを体内でつくり出しますが、人間は自分でビタミンCを合成できません。従って、食事などで摂取する必要があります。
ビタミンCは水溶性ビタミンで、水に溶けやすいのは当然ですが、更に熱、空気、アルカリなどで破壊されやすい性質です。従って、生のフルーツで摂取するというのは理想的なのです。